お酒の中でも日本酒が好きなんですよ、僕。職場の日本酒好き数人で集まって飲みに行ったりするんだけど、たまにMy酒器持ち込み可のお店とかあるでしょ。KURAND(クランド)とか。
で、こうなったら作るか…My酒器…!って話になったわけですよ。
どんな酒器にしようか
僕のお気に入りの酒器といったら「能作」の錫のお猪口だ。
朽ちない金属「錫(すず)」を使った酒器はお酒をまろやかすると言われている。錫を使った酒器を作れる教室もあるようだけど、せっかくならここは土…!土を使った暖かみのある陶器を作りてぇ…!そしてチマチマとしたお猪口ではなく、ぐい飲みでいくぜ!
土魂乗さんにお邪魔しました
今回お世話になったのは神楽坂にある陶芸教室「土魂乗(どこんじょう)」さん。名前からしてアツすぎるだろ。土に魂を乗せるわけだ!オラ…ワクワクしてくっぞ!
定員4人までのこぢんまりとした教室なんだけど、先生1人でちゃんと教えるにはこれくらいの人数が限界なんだって。部屋も窮屈になっちゃうしね。他の生徒さんの作品も置いてあるから、狭い中無理に動いて壊しちゃったら大変だ。
早速作るぞ!
今回は手びねりでの体験。電動ろくろなんて味気ないぜ。手のひらを通して、俺の魂を土に練り込んでやる!!
土を練り、穴を広げながら形を整える…。一定の間隔、一定の力でろくろを回す。土の乾燥に気をつけて…。
なかなかに難しい。最初はキャッキャキャッキャしながら取り組んでいた僕らも次第に無口になっていく…。集中するんだ…。コンセントレーション……!
次第に僕ら4人の出来映えにも差が表れはじめる。(どう見ても俺の作品が一番イケてる…!)と内心思いっきりドヤッていた。
ふふ…(ニコリ と思っていると先生も「すごくいい感じですね!何かやってました?創作系のこととか、もしくは電卓やキーボード打つのがすごく早いとか」と褒めてくれた!
ふふふふふふ!(ニッコリ
「いや~何もやってないですぅ~強いていうならガンプラ作ってるくらいですぅ~」と返す僕。鼻がどんどん伸びていくぜ!
「すごくいいですよ。土の状態が明らかに他の方とは違います」なんて滅茶苦茶褒めてくれる先生。
ドヤドヤドヤドヤドヤドヤドヤドヤ
褒められて伸びるタイプの僕はもうすっかりその気になっている。なんなら来月からちゃんと生徒として通おうか、なんて考えている。陶芸やってる男ってカッコいいよな…。なんとなくセクシャルで、かつ危なく儚い雰囲気あるよな…と、陶芸やってる男=『Age,35』の椎名桔平という図式が刷り込まれている僕は、もしかして俺って椎名桔平なのでは…?と思考が既にバグっている。
この土に向ける熱い眼差しを見てくれ。その眼差しはもはや椎名桔平のそれといっても過言ではない。
できたー!
完成だぜー!
2時間一心不乱に作り続けて3つできた!左から僕用のぐい飲み、妻用の平飲み、友達用の背の高いぐい飲み。いやー焼き上がりがマジで楽しみだ。
先生の話によると生徒さんには女性も多いらしい。ワーワー言いながら陶芸をして、その後飲みに行く、なんて方が多いのだとか。
確かに2時間集中して土と向き合うことでストレス解消にもなるのかも。「土には自分の心が表れる」と先生。深いぜ。
ちなみに料金は2500円でした。芸術の秋だし、気軽にチャレンジしてみては?