母ちゃんをグランクラスに乗せて金沢までやってきた前回。
今回はお世話になった旅館の様子を書いていくよ。
金沢に到着!
東京から金沢までは2時間半程度で着いちゃうけど、いやーグランクラスだったらもっと乗っていたかったな!2時間半じゃちょっと勿体無かったかもなぁ。
今日は金沢観光はしないで宿に直行する予定だけど、時間はちょうど12時。お昼を食べてから旅館に向かうことにしました。
海鮮は旅館の夕食でも出るかと思ったのでお昼はお肉。
JA全農いしかわ直営の【肉匠Jade金澤】で能登牛の焼き肉ランチをいただきました。
駅から徒歩3分程度の場所にあってとても便利。美味しくいただきました。
本日のお宿【あらや滔々庵】へ
お腹を満たしたら特急サンダーバードに乗って加賀温泉駅へ。
本日お世話になるのは加賀山代温泉「あらや滔々庵」。ほとんど下調べしないで予約してしまったので電車の中で予習する。北大路魯山人ゆかりの宿なんだとか。ふむふむ。
加賀温泉駅に着くとお迎えが来てくれていて、車で宿に向かう。10分ほどで宿に到着した。
あ…これ…。ここで冷や汗。
玄関をくぐると宿の方々が三指ついてのお出迎え。確信する。これ心付け必要なやつ。一応ポチ袋持ってきておいてよかった〜…。
老舗なのに新しい、センスが光るお宿
宿に入ると早速魯山人先生の作品がお出迎えしてくれる。
八咫烏の衝立に、フロントに掲げられた「あらや」の看板。どちらも魯山人の作品。
ロビーには魯山人の九谷焼も展示されていて、館内の至るところにはイサムノグチのakariの照明も。
庭の石灯籠は加藤清正が朝鮮から持ってきたものなんだとか。
風呂の前にはMAYA MAXの作品まで!古いだけでなくて新しい感性も取り入れた、センスを感じさせる館内です。後で女将さんに聞いてみると、今のご主人の趣味なんだとか。素敵です。
俺は芸術とかアートに疎いから気が付いていないだけで、価値がある作品がきっともっとあったんだろうなぁ。
あと、例えば浴場の脱衣所にある扇風機一つとっても、バルミューダであったりプラスマイナスゼロであったり、お洒落な家電を使っていたところも素敵でした。
お部屋のご紹介
そして今日泊まるお部屋がこちら。
半露天風呂付きのお部屋2名で1泊約10万円也!!痺れるお値段!!
うぐ…ま、まぁいい…。たまの親孝行だしな…。母ちゃんは「ほんとにいいの!?ほんとにいいの!?」と今になってうろたえている。ふふ…気にするでない…。そそくさと包んだ心付けを震える手で女将さんに渡しました。
お食事も素敵
温泉も素敵でさ。この宿は全18室しかないので、大浴場もほとんど人がいなくてさ、ほぼ貸し切り状態でのんびり味わうことができました。子供がバシャバシャしているような温泉じゃこうはいかないよね。
ちなみにお部屋のアメニティにはアミノリセが!
これ買ったら化粧水一本で6,000円くらいするんでしょ?ここぞとばかりにバシャバシャ付ける。
で、いよいよお食事。今回は部屋食で。
まずはお酒。これ能作の錫のとっくりだよな。で、お猪口は九谷焼。色々なお猪口をもってきてくれて、好きな柄を選べるんだ。
料理も美味しくて器も綺麗で、大満足でした。普段は食器なんかあまり気にしないけど、綺麗な器でいただくと気分も上がるもんだね。
ごちそうさまでした。
バー「有栖川山荘」
そしてここ、あらや滔々庵といえば、木造離れの一軒家「有栖川山荘」。明治初期、天皇陛下の命を受けて作られた山荘です。
現在はバーとして利用しているそうなので、行ってみることに。
雰囲気のある渡り廊下を通って離れへと進むと、日常から切り離された空間、有栖川山荘があります。
めちゃめちゃ静か…。なんか緊張する…。
スマホのカメラだと明るく写っちゃうけど、実際はもっと薄暗くて幻想的な雰囲気でした…。人もほとんどおらず、時間がゆっくり流れている、そんな気になります。
掘りごたつになっている居間にはやはり魯山人の掛け軸。
ドリンクはブルゴーニュのワインが中心のように見えましたが、ソフトドリンクもあります。チョコレートもいただき、のんびりとワインを楽しみました。
部屋に戻ったあとはまた温泉に入り、早めに寝ることにしました。もっと宿を味わいたい気持ちもあったけど、夜更しして寝不足になって疲れたら本末転倒だしね。
満喫できました!
翌朝、チェックアウトは11時。のんびり起きて温泉に入り、朝ごはんをいただきます。
これも美味しかったなぁ〜。旅館の朝ごはんて何でこんなに食べられるの。おひつを空っぽにして堪能しました。
いや〜よかった。10万出したかいがあったと言うものだよ。母ちゃんも満足していたし、よかったよかった。俺自身もリフレッシュできました。
2日目は兼六園など金沢の主要な観光地を軽くぐるり巡って、疲れが出ないうちに帰宅しました。
でね、帰りの新幹線はグランクラスとの違いを感じるためにグリーン車で帰ったんだけど、まぁうるさいこと!!
なに、新幹線ってこんなにうるさかったの!?と思うほど走行音がうるさく感じてさ。それだけグランクラスが静かだったってことだね。勉強になったわ。
今回はちょっと奮発しちゃったけど、たまにはこうして母ちゃんを旅行に連れていくものいいですね。また連れて行こうと思います。