僕のほどよい生活

社畜という名の企業戦士から、まったり団体職員に転職した僕が自分の生活を見つめ直すブログ

【ロマンスがありあまる】うつ?パニック障害?とシンプルライフに憧れたきっかけ

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この前、適当に音楽を垂れ流しながら筋トレをしていたら流れてきたのがゲスの極み乙女。の『ロマンスがありあまる』って曲。

あぁ、そういえば一時この曲よく聴いてたなぁって思い出したんだ。ちょうどシンプルライフとかミニマリストとかが流行りだした頃でさ、転職を考えるきっかけにもなった曲だったんだよね。

先週もシンプルライフについて書いてみたところだし、今日はその当時のことを書いてみるよ。今回そうとう自分語りウゼーから気をつけて。

 

昔の僕

僕は8年間某財閥系不動産会社で働いててさ。新卒で入社したときはいわゆるファンドミニバブルと呼ばれた時代で、まぁ忙しかった。50億で売買した土地が翌週には(引き渡し前なのに)70億で次の買い手がつくようなめちゃくちゃな状況で、入社一年目から毎日タクシー帰りの日々だった。

でもその翌年にはリーマンショックが起きて外資系ファンドはあっと言う間に撤退。半年前に上場記念パーティーにお招きくださったはずの某ディベロッパーはあっと言う間に民事再生が開始され、茶髪にジーンズ姿の若い部長さんが応接室のミニ冷蔵庫からevian出してくれたお洒落オフィスの某ファンドはもうずっとエントランスのシャッターが閉まっている。

短期間で業界の栄枯盛衰を経験して、その後は個人リテールも経験したけどそこでも毎日帰宅は24時過ぎ、休みなんてほとんどなく、毎日がむしゃらに働いてた。忙しい合間を縫って結婚して、マンションを買って、とにかく必死だった。

でも仕事は辛いながらもやりがいがあったし、先輩には蹴飛ばされるわ叩かれるわ怒鳴られるわで厳しかったけど、仕事もイケない遊びも全て教えてもらった。幸い会社はデカくて、ウチが潰れるようなときは国家も破綻してるって感じだったので安心して働ける環境ではあった。

 

ちょっとおかしいな?と感じた時期

そんな感じで必死に働いてきた2015年の春頃から、少し様子がおかしくなった。

朝起きても体が起き上がらないことが多くなった。無理に起きあがろうとすると吐いた。風邪を引いているわけでも体調が悪いわけでもなく、当時本当に意味がわからなかった。(もしかしてこれがうつ病ってやつか!?)とも思ったけど、営業利益や目標に対するプレッシャーやストレスは今に始まったことでもないし、別に人間関係で辛いなんてこともなかった。(今日は契約書作らなくちゃいけないのに!動け!動かんか~!!)と、東北大学ウィンドノーツの中村君ばりの気合いだけはあった。


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しかし一度自分の様子がおかしいことを自覚すると症状はますます悪化した。今度は電車に乗れない。

気合いでなんとか乗るだけ乗ると手足が痙攣し始めて動悸が激しくなり、満員電車の中でハァハァゼィゼィ端から見るとヤベー奴みたいになる。立ってもいられないので痴漢容疑で駅員さんに突き出される前に電車から降りる。そんな日が続いた。

さすがに妻も様子がおかしいことに気がついて会社を休むように言われたが、「仕事したいんじゃ!」となぜか気合いだけはあったので拒否した。でも症状が酷い日は相変わらず電車に乗れないので、そんな日は妻が毎回午前休を取って、会社まで一緒に来てくれるようになった。電車の中で妻はずっと手を握ってくれていて、何とか通勤することができた。

ここまで来るとさすがの僕も(これうつ病かパニック障害の初期症状だろ…俺もここまでか…)と敗北を認めざるを得なくなっていた。

そんな日が続いていた時に流れてきたのがゲスの極み乙女。の『ロマンスがありあまる』だった。

 

ロマンスがありあまる

僕にはありあまる
ロマンスがありあまる
少し贅沢をし過ぎたみたいだ
僕にはありあまる
ロマンスがありあまるけど
死に物狂いで生き急いでんだ

2015年の初夏だったと思う。この曲を聴いたときに何かストンと心の中に落ちてきてプツリと何かが切れた。

俺、色々ありあまってるわ。

今まで人生、俺にしては上手くいきすぎてたんだわ。自分の望むものは努力すればなんでも思い通りになると思ってたし思い通りにしてきた。

肥満児だったけどダイエットがんばって痩せて、勉強がんばって志望校に受かり、第一希望の企業に就職し、仕事もがんばって認められて、年収は1000万に達した。学生時代から付き合ってる大好きな優しい彼女(しかも公務員)と結婚して、20代で都内にマンションを買って……

正直出来すぎた人生だった。僕にはありあまるほどのものを、僕本来のスペックを超えて手にしてきた。必死こいて欲しいものを手に入れるために死に物狂いで生き急いできたけど、知らぬ間に心の負担はずっと蓄積されていて、ここにきてガタがきたことにやっと気付いた。

「カラダもってくれよ!!3倍界王拳だっ!!!!」をずっと続けてきたツケが回ってきたんだと感じた。

「何とかならないことなんて、何もないから」

って本気で思ってた。

 

シンプルライフとの出会い

その時に触れたのがちょうど話題になっていたシンプルライフとかダウンサイジングの考え方だった。

今でこそシンプルライフ=持たない暮らし、みたいな意味で使われることが多くなってきているけど、僕の中ではそうじゃなくて。もっと単純に等身大の自分でいられる暮らしがしたいって強く思うようになったんだ。

体や心を壊して得る年収1000万なんていらない。努力することは大切、でも死に物狂いで努力してまで維持する生活なんて価値ないと今は思う。辛いときも支えてくれた妻との時間を大切にしながら、自分のことも大切にして暮らしたい。心を壊しかけて、そう思うようになった。

そんな暮らしを目指せば確かに収入は下がるだろう。そうなると必然的に今あるモノを大切にして、厳選したモノだけを買うようになり、結果としてモノが少ない暮らしになるものだと思ってる。だから、シンプルライフを目指して断捨離しよう、とすると失敗する。

 

ロマンスがありあまった結果

それからすぐ、2015年の夏には会社を辞めた。

ロマンスがありあまった結果貯金だけはありあまっていたので、まだ転職活動も始めていなかったけど完全にうつ病になる前にとにかく早く辞めるのが先決だと思った。うつ病になりかけていても決断力だけは相変わらずだった。

その後1ヶ月くらいのんびり過ごして、秋に今の職場に就職。今では毎日17時半には退社して、土日祝しっかり休んですっかり元気!年収は600万まで下がったんだけど、体感的には前職の半分も働いてない気がする…。

最初は夕方には退社することや土日しっかり休むことに罪悪感を感じることもあったけど、これが自然なんだよな。仕事のストレスを買い物で発散することもなくなったしさ。身の丈に合った生活を実践してると思うよ。

 

 

ロマンスがありあまる

ロマンスがありあまる