最近すっかり秋らしくなってきて、今年もまたアレが恋しくなってきました。
そう、肉まんとあんまんの季節ですね。
思い立ったら抑えられない想い。早速本日この秋最初の肉まんとあんまんを食べました!
肉まんとあんまんを求めて
会社から帰り、家の近くのコンビニに入ると肉まんはあったけどあんまんがない。 くそっ! 今日は肉まんとあんまんセットで食べると決めているのだ。
2件目、あんまんはあるけど肉まんがない。 ファック! 捨て犬の気分さ!
3件目のサンクスにてようやく肉まん・あんまんをセットで購入できた! ありがとうサンクス。
この…背徳感…ゾクゾク…
時刻は18時45分。もうすぐ夕食時だ。肉まんとあんまん2個も食べて果たして夕食は食べられるのか? 僕ももう学生の時とは違う、若くない…。
愛する妻が仕事で疲れた身体に鞭打って作ってくれた夕食よりも一個100円のコンビニ中華まんを選ぶのか? お前それでも人間か? 「今そんなもの食べたら晩ご飯食べられなくなるよ!」って散々母ちゃんに叱られなかったのか? いい歳した大人が、それで本当にいいのか?
…フフ……
もっと罵ってくれ!!
いただきます!
なんとなく家で食べるのは気が引けてマンションのラウンジで食べる小心者の僕。
まずは肉まんからだ!
ぐああぁぁぁ、うまいよぉ…!
よし、次はデザート、あんまんだな!
んほおぉぉぉお…! 甘くてうまいよぉ…!
「うまい」しか言えない表現力の乏しい僕。そして貧乏舌。
肉まんの思い出
毎年、こうして肉まん・あんまんを食べると高校生の頃を思い出すよ。
北関東のど田舎。学校帰りに駅から家まで徒歩20分くらいかかる道のりを、肉まん食べて暖まりながら帰るのさ。
当時小学校から同じ学校だった仲のいい女の子がいて、たまに駅で帰りが一緒になると、二人で一緒に帰るわけです。いつも僕は肉まんで、その女の子はあんまん。
お互い彼氏彼女も別にいたんだけど、気心知れたその子と一緒に肉まん頬張りながら帰る時間が楽しくて、肉まんとあんまんをちょっと交換して一口食べ合いっこする度になんとなくどきどきして、あぁ、そういや俺小学生の時こいつのこと好きだったよなぁ、なんて初恋のことを思い出したりして…。
あれから15年。今の住まいは都内の駅徒歩2分のマンションだし、肉まんなんて食べ切る前に着いちゃうから寒くない。あの頃とは愛する人も違う。
だけど今でも肉まんは美味しいし、食べると今でもあの頃のことを思い出す。
あぁ、なんてセンチメンタルな気分。
秋のせいかしら。