オッス!オラまーぼー!!
この夏!悟空たちZ戦士が今度はネット配信で大暴れすっぞ!!7月27日からAmazonプレェムビデオやネットフリなんちゃらっちゅーんで劇場版ドラゴンボール19作品が配信開始してんだ!
オラおでれぇた~!!
懐かしの作品から最新の復活の「F」まで見放題だからよ、みんなぜってぇ見てくれよな!!
早速全部観ました!
と、いうことで金曜日の夜から僕は大興奮でしたよ!
仕事も17時に定時ダッシュかましてお菓子を大量に買い込んで帰宅。ちょうど嫁が飲み会でいなかったから晩飯は外で済ませた。シャワーで汗を流し、スッキリしたことろでお菓子とジュースをセットして準備万端。
さぁ、ドラゴンボール祭りの開催だぜ!!
一番好きな作品は??
いや~全19作品あったけど、全く飽きずに全部観ちゃいました。やっぱりドラゴンボールはいいですね…。改めて観てみるとまた新しい発見もあったりしてね。
劇場版の中でどの作品が一番好きかはみんな色々な意見があると思うけど、僕が一番好きな作品は『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』!!
『地球まるごと超決戦』とは!
簡単なあらすじはこうだ。
宇宙で暴れまくってるサイヤ人「ターレス」の一味が地球に目を付ける。星のエネルギーを吸い上げて成長する神精樹の実を食べ、絶大な力を得るためだ。神精樹を植えられた星は全ての生命が枯渇し、破滅してしまう…。神精樹を破壊し、ターレスの野望を阻止するべく、地球のZ戦士たちが戦いを挑む!!
といった感じ。この『地球まるごと超決戦』、見所盛り沢山なのだ!順を追って見ていこう!
劇場版恒例?河原キャンプ
劇場版ドラゴンボールの魅力のひとつは、原作ではなかなか見れない悟空たちの日常シーンだ。
『地球まるごと超決戦』の冒頭は悟飯、クリリン、ブルマ、ウーロンがキャンプをしているシーンから始まる。えらい楽しそうだ。ほっこりする。悟飯がかわいい。しかし悟空の姿がない…。このメンツでなぜ悟空がいないのか?ハブられて寂しそうにしているんじゃないか?そんな想像を膨らませるのも『地球まるごと超決戦』の楽しみ方だ。
ちなみにこの2作目後の『とびっきりの最強対最強』(クウラのやつ)では、みんなとのキャンプにワクワクしている悟空が悟飯に対し「(早くキャンプに行くために)早く宿題やっちまえ~!早くしろ~!みんな待たせたらわりぃだろ~」と急かすシーンがある。(やっとオラもキャンプに混ぜてもらえる…)そんな風に思っていたのかもしれない…。
また、キャンプの夜、森が大火事になるのだが、悟飯とクリリンが気の衝撃波で森の炎を吹き飛ばす。気ってこんな使い方もあるんだ。と感心するシーンである。
悟空のいいお父さんっぷり
悟空は例のシーンもあって「父親失格」のレッテルを貼られることが多い(鳥山明もそう言ってるし…)。
しかし劇場版初期の悟空は基本的に悟飯に甘々である。この『地球まるごと超決戦』は特に悟空のいいお父さんっぷりが目立つ。
- お風呂にて
悟空と一緒にドラム缶風呂の入ってる悟飯が「(どっちが水中で長く息を止めていられるか)競争しよう!」と悟空に持ちかける。「よし!」と悟空は受けて立つのだが、水中で悟飯をコチョコチョくすぐり、悟飯を負かそうとする。
なんて微笑ましいシーンだ!
俺は親父こんな風にかまってもらった記憶がない…。(それで素直に「負けちゃった」と負けを認める悟飯もかわいい。)
ちなみにこのシーン、「少し風呂が温い」と言う悟空に対してチチが甲斐甲斐しく薪をくべるのも、ただの鬼嫁ではないチチの一面が覗けてよい。
- ハイヤードラゴンの家作り
悟飯に懐いて家まで来てしまったハイヤードラゴン。「すぐに森に返してこい!!」と怒鳴り散らすチチに対し、「もういいじゃねぇか」となだめる悟空。この時の困り顔も見所だ。
そして心を鬼にして森に返そうとする悟飯にこっそり声をかける悟空。なんと少し離れた場所にハイヤードラゴンの寝床を作ってくれていたのだ!これには悟飯も大喜び!!「母さんには内緒だぞ」
これこれ!お父さんになったら絶対言いたいやつ。
- ご飯だぞ~!
ハイヤードラゴンと楽しく遊んでいる悟飯に、悟空が昼食を知らせにくる場面がある。遠くから叫んでいるのだろう、悟空の姿は見えないが、ここに名言が生まれる。
「悟飯~!ご飯だぞ~~!!」
ほっこりである。悟空は「ご飯」なんて言わない。いつもは「飯(メシ)」と言っている。チチの手前もあるのだろう、幼い悟飯に合わせて多少言葉に気をつけているのかもしれない。今回もチチに「ちょっと悟空さ、ご飯出来たべ。腕立て伏せなんかしてねぇで悟飯ちゃん呼んできてけろ」とでも言われたに違いない。ほっこりである。
- 察する悟空
その後悟空の家にZ戦士たちが集まっていると、またしてもハイヤードラゴンが家にやってきてしまう。「まだ森に返してなかったのか!」と怒るチチに対し言葉に詰まった悟飯がチラッと悟空に視線を向ける。その視線に気付いた悟空、「ま、まぁいいじゃねえか」とチチをなだめようとする。
これだけのシーンなのだけど、悟飯の「助け船を出してほしい」という気持ちを視線から察することができる悟空。ここに悟空の成長をみる。
- 殺されかけても…
物語も終盤に差し掛かり、ターレスによって大猿にされてしまう悟飯。理性をなくし、悟空に襲いかかる!本作品における悟飯の戦闘力は1万。大猿化してその戦闘力は10万に達する。
界王拳を使って必死に逃げる悟空。その際、悟空に攻撃を避けられてバランスを崩した大猿悟飯はスッテンコロリン転んでしまう。
その時である!悟空は「あぁっ…悟飯…っ!」とオロオロした声を出して危険を省みず逆に大猿悟飯に駆け寄ってしまうのだ。ただちょっと転んだだけなのに!過保護すぎるだろ!同一人物とは思えない。
- お前だけは…
元の姿に戻り「お父さん、地球を守って」と悟空に伝え気を失う悟飯。この時の悟空がかっこいい。
「地球はわかんねぇが、おめぇだけはオラが守る…!」
かっこよすぎである。かっこよすぎて俺は失禁している。悟空は楽天的に見えるが意外と冷静に現状を分析していて、「無理なもんは無理」とハッキリ言うタイプである。
本作は他作品と比べても地球がかなり絶望的な状況で、正直地球はもうダメかも…とこの時点で悟空は頭のどこかで考えていたのかもしれない。それでも悟飯は守る。父として守る。
Z戦士勢揃い!
『地球まるごと超決戦』は珍しくヤムチヤ、テンシンハン、チャオズまで戦闘に参加する貴重な作品だ。まさにZ戦士の総力戦だ!!興奮しないわけがない!!
が、役立たず…ッ!!圧倒的役立たず…!!
ターレスの部下は5人いて、その部下たちとZ戦士たちが戦闘を開始する。普通さ、部下はZ戦士たちが各個撃破するのかなと思うじゃん。で大ボスであるターレスにやられる展開かなと。
が…ダメ…!Z戦士、部下にすら手も足もでず…!
まさかの展開で逆に鳥肌が立つ!そりゃねぇよ~!それでもピッコロさんなら、ピッコロさんなら何とかしてくれる!と思うじゃん。戦闘力18000を叩き出したピッコロさん、強い!が…ダメ…!いきなりターレスにケンカを売るピッコロさん、必殺の魔貫光殺砲も片手で防がれ(少しは効いたぜ、とのこと)瞬殺される。
だめだぁ~ピッコロさん、ザコ専のあなたがいきなりボスにケンカ売ったら…。
結局ターレスの部下たちはどうしたのか?
悟空が1人で5人まとめて相手にして一瞬で倒しました。
10倍界王拳!
界王拳が好きだ。あの赤いオーラ、ヒュルルルル…!!みたいなSE、『ボンッ!!』って感じで方向転換する、じゃじゃ馬を無理やりコントロールする感じ、リスクをとって瞬間的にパワーアップするという設定、すべてにロマンがある。ほぼノーリスクでなれる超サイヤ人化にはないロマンが詰まっている。
上記の部下を倒すシーンでも界王拳を使用するのだが、「おめぇら邪魔だぁっ!!」の掛け声とともに一瞬で5人をオーバーキルするその姿、まさに鬼神である。
リスクをとる必殺技だからこそ、それが通用しなかったときの絶望感は大きい。
物語もクライマックス、神精樹の実を食べたターレスはその10倍界王拳を使った悟空を圧倒する!
『地球まるごと超決戦』は無理やり時系列的に考えるとベジータ戦~フリーザ戦前の話。劇中で悟空の戦闘力は3万とされていることから、原作で100倍の重力による修行を完了させた時点の悟空ほどの実力はない。その悟空が界王拳を10倍まで引き上げる、その限界を超えたリスクを負ってもターレスには敵わないのだ。絶望…!
劇場版では次作以降も界王拳を使用するシーンが多々あって嬉しいのだが、クウラ編からはスーパーサイヤ人への変身が可能となる。そうなると、いくら界王拳が通用しなくても「早くスーパーサイヤ人になれよ」となってしまうのだ。そこに絶望感はなく、むしろナメプの雰囲気が漂う。
しかし本作においては絶望しかない。一か八かの10倍界王拳が通用しない…だと…?
元気玉すらも…
劇場版のフィニッシュブローといえば「元気玉」である。原作では元気玉でとどめを刺す場面は少ないが、劇場版ではウイロー編以降大活躍するファイナルベントなのだ。
界王拳すら通用しなかった相手に悟空がとる最後の手段と言えば今回も元気玉だ。仲間たちの協力?もあり何とか元気玉を完成させ、ターレスに放つ悟空!
いつもの劇場版ならこれでフィニッシュだが、ターレスも渾身のエネルギー波でこれに対抗し、なんと元気玉を打ち破るのだ!!元気玉が押し負けるなんて。もう打つ手はねぇ…。めぇったな状態である。
絶望感満載のシリアス展開
- 役に立たないZ戦士
- 通用しない界王拳
- 通用しない元気玉
- 元気玉を作る元気すらない地球
と、絶望感満載なのが『地球まるごと超決戦』だ。初登場時のブロリーもあまりの強さにベジータは怯え、悟空は笑っちゃうほどであったが絶望感としてはそれほどではなかった。視聴者としては「おら悟飯、早くスーパーサイヤ人2になれよ。ナメプしてんじゃねえ」と思ってしまうからだ。いざとなればまだ切り札がある。まだ余裕がある。
しかし『地球まるごと超決戦』はマジで余裕がない。もう必死。万が一ターレスを倒せたとしても冒頭でドラゴンボールを使ってしまってるから、少なくとも一年間は地球を回復させることもできない。
これどうするん?といった具合だ。
ぜひ見てほしい!
日常のほっこりと地球の絶望的ピンチ、悟飯の大猿化、悟空の父性、界王拳に元気玉、沢山の見所が詰め込まれたのが『地球まるごと超決戦』なのだ!
AmazonビデオでもNetflixでもdtvでもいいから、この機会にぜひ見てほしいドラゴンボール作品なんだ!
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